ボルネオワークキャンプ体験感想2010 |
「ボルネオ・ワークキャンプに参加して」 山田 恵子 |
「2010年 ボルネオワークキャンプ レポート」 佐野 友美 ティウロンを支援するあさひさんを知ったことがきっかけとなり、このツアーに参加いたしましたが、現地に滞在するだけでなく、現地の人と生活を共にしたことは非常に貴重な経験となりました。長期休暇を取ることは思い切った選択でしたが、勇気を出してよかったです。
朝、晩の校庭に集合する点呼は、昔の日本の軍隊のようで、迫力に圧倒されました。その様子をみて、研修生達はガチガチに管理されているのかと思いましたが、他の姿をみていると結構自由な感じもしたので、メリハリをきっちりする指導方針なのだと私なりに理解しました。 お風呂は、桶に溜めた水で、水浴び。もちろんお湯は出ないし、水はにごっている。みんなが使えば水は出なくなる。 2日目の夜、勇気を出して、お菓子を持って女子のお部屋に遊びに行き、みんなで一緒に折り紙を折り、そして、筆で名前を書いてプレゼントをしたらみんなに喜んでもらえ、前日に来たばかりの私にブレスレットやくまちゃんのポーチなどプレゼントをくれる子も。嬉しいことですが、きっとみんなの大切なものだろうし、こんな大切なものを頂いていいのだろうかと考え直し、気持ちだけでいいよと言ってお返しをしてしまいましたが、お返しをしてから、これで良かったのかとまた悩む(笑)本当にみんなの気持ちが嬉しかったです。
先ずはお世話になるステイ先の子供トフィーと仲良くなろうと、とりあえず私の持ってきたシャボン玉を出してみるが、あまり反応が無いので、自分でやって見せてみる、それでもあまり反応がない。はずかしいのか、興味が無いのか。。。。次に出してみたのが、画用紙とクレヨン。一緒に描こうと言ってもまたまた反応が無い。筆、次々アイテム出すが、まったく反応が無い。焦ってどんどん汗が吹き出てくる。最後に出した紙風船、膨らませて渡したけど反応無し。でも私が遊んで見せて、そして風船をパスしたら、今度は一緒に遊んでくれて本当に嬉しい。風船が破れるまで遊んでくれた。 外に出ると、子供たちはみんなメンコのようなもので遊び、お母さん達は東屋に集まってみんな笑ってしゃべってる。 2日目の植林、前日とは違って曇り空、本当に有難い。そして午前中の植林を終え、午後の下草を刈る作業に入り暫くすると、恵みの雨が降り出し、充分とはいえない量だったかもしれませんがこれもまた有難いことでした。
内心、いきなり日本人が来て家に泊めてもらうなんて、本当に歓迎されてるのだろうかとも思いましたが、コタキナバルに住む兄妹夫婦がわざわざ来てくれたり、逢うのを楽しみにしてたと話してくださったり、皆さんオープンマインドで安心して過ごせました。 スンビリンは初めての日本人ということもあり、私が持って行った折り紙にもとても興味を持って下さり、私が数回教えただけなのに、すぐに覚えて一人でも折ってくれて、床に転がっているのもあったけれど、子供たちが競い合って折り紙を折る姿はとっても嬉しかった。 2日目の水パイプを埋める作業では、アユちゃん(確か9歳の少女)が、斜面の足場の悪い山の中で、いつも私を気遣ってくれました。 森田さんに、先進国の人たちは、こういった訪問者のことを鮮明に覚えていてくれる。ちゃんと顔まで覚えていて、何年の何月何日かまで覚えていてくれる。特にスンビリンの人たちは私たちが初めての日本人なので、きっと死ぬまで覚えていてくれるだろうと話してくださいました。 大人も子供もキラキラの笑顔が絶えない生活をずっと続けて欲しい。 大したお手伝いは出来ない、私のお手伝いなんて思い出作りのようなもの。 |